【2020年春 新製品情報】
2020年2月発売予定のRunnerExceed シリーズに追加となります「RunnerExceed 110H PlugModel」をご紹介いたします。
■開発コンセプト
ショアからでも10kgオーバー20kgクラスの大型ヒラマサを狙えるようになってきている近年。それに対応出来るロングレングスのプラッギングロッド。ロングレングスにすることで足場の高い 磯でも足元までプラグを丁寧に引くことが出来、飛距離が必要な場合はロングキャストも可能。 使用できるルアーの幅が広く、1本で地磯から離島遠征まで幅広く対応出来き、対大物ロッドでありながら体力的に不安のあるアングラーでも楽に使用できファイトができるロッド。
11ftというロングレングスにすることによって、ティップ~ベリーの入りシロを長くとることができるためプラグを引きやすく、かつファイト中の支点は基本的には高めで、魚のコントロールをしやすくランディング時に足元の根をかわしやすい。ただファーストラン時など高負荷が掛かるときはバットでタメが効き安定したファイトができる調子。
■ロッドスペック
RunnerExceed 110H Nano PlugModel
Length : 11.0ft
Line : PE4 ~7
Lure : 40~130g
DragMax : 9kg/45°
ClosedLength:1720mm
Weight:341g
■静荷重比較表
静荷重比較では103Hの方が110Hよりバットが残っているように見えますが、実際のファイトではロッドはもう少し起こすためレングスがある110Hの方が手元から高い位置で残る感覚です。103Hの方がロッド全体のハリ・硬さはあります。110Hはバット部にはある程度の硬さは残してありますが、どちらかというと溜めて復元するタイプになります。
■シリーズ内での位置付け・特長
110H PlugModelのシリーズ内での位置づけですが、ロングレングスのプラッギングモデルとなり、ロッドパワーでは100SHHと104Hの間になります。現在のRunnnerExceedシリーズにはスピニングでHクラスは3機種、HHクラスが1機種と選択肢が複数あるかと思います。どのロッドとも大型青物(10kg程度)に対応したロッドになります。
簡単にですがこの4機種の特徴、おススメのシチュエーション・アングラーについて説明していきます。ロッド選択の参考にしていただけたら幸いです。
・100SHH LIMITED
・使用できるルアーの上限が高い(大型プラグの使用可)
・ヒラマサ20kgクラス、ショアGTを狙う方にお勧め
・使用感はHクラスに近いが、ロッドパワーはXHに迫るパワー
・特有の粘り、反発があり楽に大型をリフト可能
・小型(約80g以下)のルアーの操作が難しくなる
・使いこなすにはある程度体力が必要
・103H
・ジグ、ポッパーの使用◎。ダイペンをレスポンス良く引くことができる
・キャストフィール◎
・ロッド全体に硬さ・ハリがあり硬さを生かしたファイトが可能
・Hクラスの中では一番シャープな使用感
・波が高い場合などはルアー操作に気を遣う
・104H PlugModel
・ティップ~ベリーの入りが良く、ダイペンの操作に特化
・使用できるルアーウェイトの幅が広い
・アクションエラー等が少ない
・しっかり曲がってタメが効く調子なので、比較的小柄な方でも扱える
・ポッパー等の引き抵抗の強いルアー×
・110H PlugModel
・レングスを生かした操作・ファイトが可能
・糸抜けが良く、ロングキャスト◎
・11ftとは思えない軽快な操作感とバランスの良さ(10ftクラスとあまり変わらない使用感)
・104Hより更に重いルアーも使用可能
・バックスペースの狭い場所ではキャストしにくい
と、ロッドですので各機種とも一長一短がありそれぞれの個性があります。単純に強いロッドを使えば大型が獲れるようになるわけではなく自分に合ったロッド選択(タックル)が必要です。特にショアの大物釣りともなると危険とも隣り合わせになりますのでタックルバランスの重要性はさらに高くなります。また、自分に合ったタックル選択をすることでキャッチ率も上がったり、そこを試行錯誤するのもルアーフィッシングの楽しみであり面白さでもあるか思います!
さて最後に、弊社テースターでもある石川県にありますプロショップ「Secret」店主の谷内口氏にRunnerExceed 110H Nano PlugModel でのテストレポートを頂きましたので紹介いたします。
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Runner Exceed 110H(最終Proto)を使用して、ロックショアのヒラマサを狙いに行ってきました。
今回は北寄りの風が吹き荒れ、風速12~13m、波高2.5m~3mと時化の中で11ftというレングスが生かしやすい状況。
そういう条件下では波打ち際に立てず、高い足場からの釣りになるため通常のダイビングペンシルやポッパーでは成立させるのが困難になると思います。
そこで15ftを超えるようなロングレングスロッドなどを使用すれば、足元までルアーを引きやすくはなりますが、強い向かい風や横風ではルアーを飛ばすためにシャープに振り抜くことはできません。
Runner Exceed 110Hは自重も軽く、適度な張り感でシャープさもありますが、小型のルアー操作もし易いしなやかさを持たせています。
高く不安定な足場で、足元を波が洗っていく状況でキャストに特化した張りの強いロッドだと、一般的な体格ではハイドラグで曲げ込むことが容易ではないため、落水や滑落などの危険が高まります。
荒れた海面では、ウネリの高低差による引き波もプラスされ想像以上の力がラインやロッドに掛かってきますので、ロッドの曲がりやラインシステムで上手く吸収させてあげる必要があると思います。
当日はそのような状況だったので、高い足場で一般的なトップウォータープラグではまともにラインメンディングやアクションをさせれない程でした。
青物用のミノーを使用するのが手っ取り早いのですが、リップがある事によりラインメンディングはしやすくなりますが、強いカレントでアクションが破綻しやすくバイトの間を作ってやれず食わせきれない事もあります。
今回の釣行では、全てRST SUPPLY RilaNa(Proto)での釣果です。11ftの長さのロッドと合わせる事により、さらに海面を掴みやすくなり、着水後にリーリングでラインメンディングしながら、わずかなロッド操作でスライドをさせてバイトさせる間を作る事を意識します。ラフウォーターでも魚が口を使い易いレンジでアクションさせる事ができる為、このプラグが大活躍してくれました。
Runner Exceed 110Hは、悪条件でも風を切るキャストも高場からのアクションも可能にしてくれて、小型の青物から大型の青物まで対応してくれる非常に汎用性に優れたロッドに仕上がったと思います。
テストではPE6号をメインに使用してきましたが、3~4号を使用してジグやシンキングペンシルで、飛距離を稼ぎ遠くから寄せてくるシイラや回遊性の強い青物まで対応してくれます。
とにかくバランスが良く、軽量なので疲労の低減にも繋がり、遠征や数日間通しての釣行にも活躍してくれるロッドです!
Tackle data
Rod:Runner Exceed 110H PlugModel
Reel:19 STELLA SW 14000XG
Line:YGK ODDPORT #6 +TPIII #24(80lb) 5m
Rule:RST SUPPLY RilaNa180(Proto)
Hook:DECOY CASTIN’SHINGLE 6/0
Ring:NATURE BOYS 鉄腕Splitring #8.5