Ripple Fisher リップルフィッシャー

SHOP

BLOG

HOME > スタッフブログ > 製品別 > OceanRidge > 【新製品紹介】OceanRidge FINAL SPIRIT GT78

【新製品紹介】OceanRidge FINAL SPIRIT GT78

【2021年春 新製品情報】

OceanRidge FIANL SPIRIT GT78 〈2021年1月末発売予定〉

2021年1月にOceanRidge FIANL SPIRIT GTがブランク性能を練り直し、最強のGTロッドへと生まれ変わります。

GTとリップルフィッシャーの関わりは古く、ロッドの性質は変われども創設当初から制作し続けているロッドの一つです。GTフィッシングはリップルフィッシャーの根幹ともいえるゲームであり、今なお夏が訪れると足繁く南方の海へと通い続けています。

リップルフィッシャーのGTロッドは3カテゴリー存在し、
ダイビングペンシルの操作性、優れたキャストフィール、持ち前のパワーとは相反した扱いやすさを追求した「Ultimo」シリーズ。

国内、海外問わず飛行機の遠征が基本となるGTツアーをサポートする携行性に優れた仕舞寸法88.7cmのマルチピースロッドの「GTXpedition」シリーズ。

そして、2021年にNewモデルを投入する「OceanRidge」シリーズ。
このシリーズは50㎏クラスのGTを想定し、アングラーの技量を反映する究極のマニュアル性能を追求したモデルです。決して初心者に扱いやすいシリーズではありませんが、ハードな状況下で力を最大限に発揮できるように、それぞれの機種に突出した性能を持たせております。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【新機種OceanRidge FAINAL SPIRIT GT 78 開発コンセプト】

超大型GTに対抗できうるヘビーロッド。
大口径ポッパーのアクション入力の高負荷に負けない強靭なハリを有したティップ。
近距離でのファイトも耐えやすいレングスと曲がり調子。

大口径ポッパーにキレのあるアクションを与えれるポッピングロッドが欲しい‥、
と、GTゲームが盛んなオマーンのアングラーからの要望で開発が始まった機種です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ロッドスペック】

OceanRidge FINAL SPIRIT GT78

Length : 7ft8in(Closed Length:1645mm)
Lure : MAX 270g
Line : MAX PE12
Weight:393g
Angler’s Weight:80㎏~

Price(税抜) : ¥76,000
推奨リール:S・D 18000~20000 / D 6500

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【開発ヒストリー】

2018年から開発をスタートし、おおよそ3年の期間、海外はモルディブ・セーシェル諸島、国内では、GTの北限海域で特に強い個体が多く生息する種子島海域で試行錯誤を繰り返し、テストを実施しました。

●担当スタッフの体格
「ヨーロッパ系スタッフ 180cm / 75㎏」・「アジア系スタッフ 172cm / 72㎏」・「日本人スタッフ 186cm / 90㎏」

超高負荷でのファイト、大口径プラグ・超大型ダイペンの使用が前提なので、負担を少しでも軽減し扱いやすくする為に7ft8inのショートレングスに設定、ブランクは数種類のパターンを制作しテストを開始しました。

結果として、扱いやすさと飛距離のバランスにかけてはベストのレングスであったものの、問題は最強モデルであるがゆえの反発力の調整が難しいことでした。どんなに強いモデルでも、やはりアングラーが使う上での扱いやすさとバランスは追求しなくてはなりません。アングラーが曲がりを維持することが出来なければ、それは竿ではなくただの棒になってしまいます。
そして繰り返しロッドの設計にて反発力の調整を行い、大口径ポッパーや超大型ダイペンの抵抗にもブレを無くし、キレのある操作性やキャストフィールを持ったブランクを練り上げました。
細かな最終調整は国内で実施し、ティップ~ベリーの強さに改良を加え、完成に至りました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【特徴】

最強クラスのパワーを誇るGTロッドで、ハンマーヘッドさんの「I-Cup(215g)」、貝田ルアーさんの「Mega mouth(210g)」、カーペンターさんの「ガンマ-γ250(250g)」といった、他のロッドでは扱えないような超大型ルアーを難なく扱えるモデルです。
これらのルアーのアピール力は相当なもので、大口径ポッパーの水飛沫や音、超大型ダイペンの波動やシルエットは、遠くのGTにも認識させうるアピール力を有し、そういった大型プラグにバイトが集中するパターンでは効果的に誘い出せます。

使用を想定しているエリアは、シャローエリアや、根が荒い岩礁帯、激流のポイントといったキャッチするには最高難易度を誇るポイントです。またスレの進行したハイプレッシャーなフィールドにおいて、GTの興味を引くための「超大型ルアーの強烈なハイアピール」を演出してリアクションを誘発することも大きなコンセプトです。

ファイトの特徴は、ロッドのハリがとても強く、アングラー自身に跳ね返ってくる負荷は物凄く高いですが、GTへのプレッシャーは更に強くかかり、止めたいときに強引に止めて、すぐさま浮かせることを可能にします。
上のロッドの6kg静荷重比較を見ると、LC GT 82とFINAL SPIRIT GT78はパワー的には近いものがありますが、更に負荷の掛かった状態では特性の違いが影響してきます。LC GT 82は遠距離でルアーを操作し、ファイトすることには優れた性能を発揮しますが、それだけに足元に魚が寄ってきた時はそれなりのパワーとロッドさばきが求められます。対して、FINAL SPIRIT GT78はトータルバランスを求めたハイパワーモデルであり、フッキングからファイト、そしてランディングまでの流れはスムーズにおこないやすいように仕上げています。(使用するアングラーの経験や技量、パワーにも影響されますが…)

ドラグ設定ですがバットパワーを効果的に発揮するには初期ドラグ値10㎏程度の設定が推奨値です。(自身の能力を超えるドラグ設定は非常に危険ですので、無理のない設定でお願いします。)
体力のある大型GT特有の足元でのセカンド、サードランも、計算されたベンドカーブでロッドを起こしやすく、足元でも効果的にリフトできます。またロッド単体での強さも相当なので強引なファイトでなくとも、GTの引きの曲げ込みに対し、耐えるだけでも十分にGTを寄せる力があります。

またリップル独自でGTカテゴリーのロッドにはAngler’s Weightという数値を記載しております。
これは、推奨体重よりも体重が軽いと、重心移動を駆使してもロッドを起こしづらく、俗に言う伸された状態になってしまうことがあります。その伸された状態を防ぐための目安の数値なのですが、OceanRidge FIANL SPIRIT GT78の数値は80㎏以上で、過去最重量です。
おしくも廃盤になったFIANL SPIRIT GT79 Nanoは70㎏以上、FIANL SPIRIT GT80 Nanoでも75㎏以上だったので、如何にOceanRidge FIANL SPIRIT GT78がロッド単体での強さがあるのかがこの数値だけでも見て取れます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と、ここまで駆け足で説明させて頂きましたが、大型GTにも真っ向勝負できるヘビーロッドであるが、身体への負担もとても大きいロッドという印象をお受けしたかと思います。
実際もその通りであり、誰しもが扱いやすいロッドではありません。このロッドのポテンシャルを十二分に発揮するには体格や体力、経験値、そして日頃からのトレーニングが必要になります。
しかしながら、先の【開発ヒストリ―】にも記載したようにOceanRidge FIANL SPIRIT GT78の担当スタッフのうち2名(とても経験豊富ですが)は体重80㎏以下です。推奨値以下の体格・体重でも、経験値、気合や根性でも十分にカバーはできることでしょう。

また、一日を通して使用するロッドとしてではなく、ポイントを絞って使用して頂きたいロッドです。それは「水深10メートル以下の激シャロー」であったり、「激流で潮が巻く海峡」であったりと、普通ならば尻込みしてしまうブレイク率が高そうなポイントです。そのような高難易度のポイントでもFINAL SPIRITにしかできないような攻略への道筋をつけることができます。また、シビアで魚が低活性な状況でスイッチを入れるための最終兵器として超大型プラグを使用することができるので、ゲームの選択肢の幅を広げるモデルでもあります。

FIANL SPIRIT GT78は現代の流行に沿ったロッドではありませんが、記録級の超大型GTに挑むアングラー、様々なフィールドを攻略するコアアングラーの方に是非、手に取って頂きたい一本です。

リップルフィッシャーの考える最強のGTロッドとは何か? ロッドにおける強さとは何か? 単なる強さだけでは無い、ハイパワーモデルに求められるものを突き詰めてきたリップルフィッシャーの「今」を体感できるモデル、それがFIANL SPIRIT GT78なのです。


  1. オンラインショップ
  2. Facebook
  3. Instagram
  4. YouTube
  5. JP
  6. EN