現在、テスト中のMonsterImpact 113HH-4pcsについての開発コンセプト、テスト模様についてのレポートです。
【開発コンセプト】
ポイントへのエントリーはなるだけ道具をコンパクトに、両手をフリーにできることで、高低差が激しい磯や、遠距離にある磯へもリスクや体力を軽減できるマルチピースモデル。
今後、身近なフィールドのハイプレッシャー化や、環境の変化等でエントリーしやすいポイントでは釣果を出すことが難しくなっていくことも考えられ、険しい磯など人為的プレッシャーの少ないポイントへのアプローチや、離島への遠征回数の増加等といった状況に対応。その際に、よりコンパクトにマルチピース化しリュック等に収納することで移動時の負担を軽減し、圧倒的な利便性を持たせる。
MonsterImpactシリーズの繊細さと圧倒的なパワーの融合というメインコンセプトに準じ、ヒラスズキから青物にも対応できるロッドパワーを持ち、小型ミノーからダイビングペンシルを1本で使用可能。このロッド1本で幅広いゲームに対応し、その場の状況に的確にアジャストできる懐の深さを持つロッドに仕上げる。
※上部写真は初期テスト時です
【レングス・パワー・テーパー・スペック設定】
レングスは足場の高い場所やうねりのある状況を考え、11ft3㏌に設定。
モンスターヒラスズキや中型青物とも対等にやり合えるロッドパワーにバラしにくさを求めた柔軟なベリー、急激な走りにも対応できるタメの効くバット。
調子のイメージとしては高反発でありながらタメの効くレギュラーテーパーなブランク。
Rod Spec
Section:4pcs
Length:11ft3in(Closed Length:902mm)
Lure:MAX70g
Line:MAX PE3
【テストレポート】
2019年初春にテストをスタートし、コロナウイルス等の影響もあり、なかなかフィールドにいけない時期もありましたがコツコツやってようやくテストも終盤、追い込みをかける様にフィールドに通い詰めております。
そんなつい最近のテスト状況ですが、メインでMonsterImpact113HHのテストをしてもらっているフィールドテスターの深瀬氏と沖磯に行って参りました。
この日は、前日の時化残りがありそこそこウネリがある。午前中は風も多少ありサラシも広がりヒラスズキ、青物ともに狙える状況。
夜明けから朝マズメは、プラグで青物を狙っていきましたがバイトは数度あるもののなかなか掛からず..
その後はサラシ撃ちをやっていきました。
ヒラスズキの反応はポツポツあり、午前中に2キャッチ!
その後も反応があって数本追加。大型のヒラスズキは出ませんでしたがロッドを曲げることはできました。
MonsterImpact 113HH-4pcsは1本でダイビングペンシルや小口径ポッパー、ヒラスズキのミノーゲームまで幅広く使用できる汎用性能の高さ。
バランスや強度、ベンドカーブの調整が難しいマルチピースロッドのデメリットを解消し、継ぎの多さを感じさせないシームレスさ、ロッドバランスに仕上がってきました。
【TackleDate】
青物/
Rod : MonsterImpact 113HH-4pcs
Reel : STELLA SW5000HG
Line : Pe3号+leader 60lb
Lure : Apollo160、Trumpet140、Rapido160F、
ヒラスズキ/
Rod : MonsterImpact 113HH-4pcs
Reel : CATALINA3500H
Line : Pe2号+leader 40lb
Lure : アイルマグネットDB125F、K2F 142、ASTRAIA127F
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MonsterImpact 113HH-4pcsはMonsterImpactシリーズのHHクラスでも最強クラスのバットパワーを持たせ、手付かずなポイントやロープレッシャーなフィールドを目指す開拓精神の強いアングラーへ向けた過酷な状況でこそ真価を発揮するロッドです。マルチピースロッドとしての利便性と性能の両立を求め、現在最終調整中です。SW5000番クラス(420~430g)とのバランスが良く、長距離移動した現場でのガイド抜けや破損のリスクを考えオールダブルフット(チタンKガイド)仕様となっております。
※2020年10月末に発売予定のバックパックの外部ロッドホルダーにも装着可能です。