千葉県フィールドスタッフの原田氏より、Aquila MLT 82-3/6 + 2019年6月中旬リリースのアンダーハンドキャスト用のショートハンドルを使用したレポートを頂きましたので皆様にご紹介させて頂きます。
以下、原田氏のレポートです。
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房総の春マサシーズンも終盤戦に差し掛かる季節になりましたが、1発のチャンスを求めて南房総エリアへ行ってきました。
お世話になったのは、布良港松栄丸さんです。
今回の使用したタックルは、Aquila82 3/6MLTにアンダーハンドキャスティング専用のショートグリップを装着したものをメインに使いました。
このショートグリップは、フロントグリップとリアグリップの長さを見直す事でアンダーハンドキャスティングに最適な全長と、ロッドを振り切れるバランスとなっており、船縁から海面までの狭いスペースでしっかりと竿を曲げ、飛距離を稼ぐ事が可能になりました。
また、乗合船のアンダーハンドキャスティングで飛距離を稼ぐ為に4号ラインを使用する方が多いと思われますが、今回の様に水深が浅く、ライン号数を落としたくない場合でも、ロッドの曲がりと反発力で十分に飛距離を稼げる事から、通常アンダーハンドキャスティングで使用する号数より、太い号数のラインを使う事が出来ます。
今回私は、メインラインPE6号にスペーサーラインPE10号を繋ぎ、ナイロンリーダー140lbのスペーサーラインシステムで使用しました。(スペーサーラインシステムを使用する事で、一日中トラブル無くアンダーハンドで投げる事ができ、尚且つガイド当たりによるライン劣化も抑える事が出来ます。)
朝一に入ったポイントは、水深15メートル前後の岩礁帯が続くエリア。
一目で沖から強烈に潮が入っている事が分かる状況で、海底にぶつかった湧昇流があちこちに広がり期待が高まります。
ポイントに到着して1流し目、反対舷の同船者にトップでワラサが数本ヒット。
青物の活性の高さが伺え、ヒラマサもいるだろうと期待が高まります。
釣り上げた同船者から話を伺うと、少し小さいプラグに反応が良かったとの事だったので、60g-160㎝サイズのプラグに替えて次の流しへ。
その流しではヒットに持ち込めなかったものの、2回の食い損ねバイト。
そこで、基本的なアクションは変えず、ジャークのリズムを少し抑えて調整したところ、次の流しで深いバイトを出せヒット!
Aquila82 3/6MLTは、ロッドの特徴としてファイト中に竿を立てる事が可能。
そのポテンシャルを確かめるべく、竿を立てる事を意識してファイトしてみた所、ヒラマサ特有の首振りが吸収され、ファイト中に必要以上に竿が下がる事が無く、継続してプレッシャーを与える事ができ、驚くほど早くランディングする事が出来ました。(船上計測約10キロのヒラマサでした)
tackle deta
rod:Ripple fisher Aquila 82 3/6 MLT + short grip
reel:SHIMANO StellaSW 14000xg
lure:LegrandTango160
line:♯6
spacer line: #10
leader:#140lb
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原田さん、レポートありがとうございます!1発のチャンスをしっかりと物にする勝負強さは相変わらず流石です!春マサシーズンも残り少ないと思いますが、またのご報告お待ちしております!
また、ロッドのキャスト性能やファイト特性はかなり詳しく解説していただきましたので、ロッドと合わせて使用された専用ショートハンドルをご紹介致します。
Aquila MLTの2機種「MLT82-2/4とMLT82-3/6」にはそれぞれショートハンドルのオプションパーツがあります。
この製品は外房エリア等で必要とされるアンダーキャストでの遠投性能と、及びキャスト時の安定性向上のための専用オプションパーツです。純正ハンドルのリヤ・フォアグリップともにショート化しアンダーキャスト時の遠投と精度の向上のために調整したハンドルです。
アンダーハンドキャストをメインとされている外房アングラーの方や、小柄な方や女性アングラーに使用して頂きたいオプションパーツです。