千葉県のフィールドスタッフの原田氏より、外房ジギングのゲームの組み立て方や狙い方などを解説をいただいたレポートを頂戴しましたので皆様にご紹介いたします!
使用ロッドはSELFISH NS 614です。
以下、原田氏のレポートです。
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今回は、勝浦川津港の宏昌丸さんにお世話になりました。
1 当日の状況など
当日の状況は、まさに秋晴れの天候で、1日通してやや強めの北東風。
岸から比較的近い水深20〜30メートル前後のポイントを点々と打っていく展開で、ポイントによって潮と風のバランスにより船の流れ方が変わるように感じました。
前半は、船の流れ方が良くても反応無く、移動先のポイントでは潮と風がケンカして流れ辛い状況。
ジグをジャークすると違和感があり、色々とタックルバランスを変えて試行錯誤するも不発。
そこでさらにポイント移動したところ、風なりに船が流れ、ジグの引き抵抗も違和感無くジャークできるようになりました。
また、そのエリアの水色が、澄み潮から濁り潮に変わった事から、明らかな変化を感じ、状況の好転が起きる事を期待させます。
2 釣りの組み立て
当日は、秋のシーズナルパターンに沿って組み立て、
○レンジはボトム
○スピードは普通〜遅く
○トレースコースは状況次第で縦と横を
使い分け
○間の入れ方は、5回区切りの合計15回という基本ベースでスタートしました。
上記のポイント移動後、風なりに船が流れた事から船の進行スピードが上がったため、落とし直しから着底までの時間が短く感じました。
そこで、遅く設定していたジャークのスピードを少しだけ早く調整しました。
また、自分の釣り座の位置が潮上に立っている事が分かったので、チャンスと思い集中力を高めて行きます。
タックルは、外房の浅根で縦のコースをジャークする場面で非常に使いやすいNS614、ジグはSecond Stageマグマ140gという自分の秋のスタンダードタックルを選びました。
3 待望のヒット
状況の読み、タックル、ジャークの組み合わせがカチっとハマるとバイトが訪れるものです。
キャストして、NS614の特徴である柔らかなティップを駆使して繊細にジャークしていきます。
すると、着底5ジャークからの間をいれて、次のジャークに入ったところ、それまで手元に感じていたテンションが急に抜けるのを感じ、喰った、と思いスラッグを回収するとヒット!
なかなかの抵抗で、久しぶりのまともな魚だったので苦戦しましたが、スタッフの田口さんの助言を頂き、走らせながら徐々に間合いを詰めていき、上がってきたのは外房では珍しい良いサイズのカンパチ!
フックの掛かり方を確認したところ、口の外側にある皮に掛かっていた事から、強めのファイトでは取れなかったのではないか、と非常に良い経験となりました。
外房の秋シーズンはこれからが本番ですので、皆さんも是非挑戦して頂けたらと思います!
【Tackle Date】
Rod:Ripple Fisher SELFISH NS614
Reel:SHIMANO StellaSW 8000HG
Lure:Second Stage マグマ140g
Line:#4
Leader:#16
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原田さん、レポートありがとうございました。
神経や感覚を尖らせて様々な情報を読み取り、それらがカチっとハマる感覚からの強烈なバイトは最高の瞬間ですね!
それこそがジギングの一番の魅力であると個人的にも思いますし、ジグのアクションが見えないからこその楽しみもあります。
尚、SELFISH NS 614は、わずかな潮の変化さえも読み解くことができる高感度性能で、外房に代表される20~30メートルのシャローエリアのジギングでもアクションの抜け感を排除できる繊細で調整幅の広いティップセクションを持たせました。
今回のようにシーズナルパターンのアクションをメインとしながらも、当日の海況に合わせたスライド幅の調整やスピードの緩急などもつけやすく、高い操作性能でアングラーのテクニックやひらめきなどを制限するとなく反映できます。
また、10㎏クラスのヒラマサもコントロールできるバットパワーを兼ね備えたSELFISHシリーズ随一のパワー& テクニカルモデルです。