
ボートシーバスゲームは、一投一投の精度が、そのまま釣果を左右します。
ボートを流していく中で刻々と変化する状況、小場所やストラクチャー際といった一瞬の判断が求められるシチュエーション。
その中で重要となるのは、狙ったコースへ正確にルアーを送り込み、意図したアクションを確実に入れることです。
Apisシリーズは、そうした「掛けるまでのプロセス」を重視し、キャストアキュラシーや操作精度を突き詰めるために開発されたシューティングシリーズです。

アピスシリーズの最大のコンセプトは、ルアーフィッシングで最も重要となる「掛けるまでのプロセス」を、アングラーの意図通りに組み立てることができる高精度なアプローチ性能にあります。
そのため、2機種ともに高いレスポンスを発揮できるよう、ブランクのハリ感を高めた設計としています。
ルアーの重みを自然に乗せやすく、意図したタイミングで弾き出しやすいこと。
さらに、フリップキャストやサイドキャストなど、さまざまなキャストフォームにおいても、安定した弾道を描けることを重視しています。
また、操作時にはロッドのハリ感が過度に主張しすぎることなく、アングラーの入力を素直にルアーへと伝えることで、狙ったアクションを正確に演出することが可能です。
釣竿を通して感じ取れる、ルアーの姿勢変化や潮流の重さ、水圧の違い、わずかな違和感とも言える小さな変化。
アピスシリーズは、判断に必要な情報をアングラーまで明確に伝えることで、テンポよく展開したい場面においても、じっくりと攻め切りたい状況においても、迷うことなく次の一手を選択できる軽快なモデルへと仕上がりました。
近年、水温上昇による環境変化や、人的プレッシャーの増加により、ボートシーバスゲームは年々シビアな状況となっています。
そのような状況下において、いかに高い精度で魚にアプローチできるか、そして再現性の高いゲーム展開をどれだけ楽しめるか。
アピスシリーズは、そうした点を重視して開発されました。


SilverStream 72 Apis
■Length:7ft 2in(Closed Length:1138mm)
■Lure:7g~28g
■Line:PE 0.6~1.5
■Weight:101g
■Price:67,000円(税抜)
72アピスは、魚を掛けてからのやり取り以上に、「どのように喰わせるか」「どのようにゲームを展開するか」といったプロセスそのものを重視するアングラーの方に、ぜひ手に取っていただきたい一本です。
15g前後のジャークベイトやペンシルベイトを用いたドッグウォーク、そしてポッパーのポッピングなど、メリハリのあるスピーディーなアクションを得意とし、リーリング中のトゥイッチや細かなジャークによる一瞬の「喰わせの間」も自在に演出することができます。
一方で、単に張りの強さを追求したロッドではなく、バチ抜けシーズンに使用されるようなI字系の微波動ペンシルにおいても、ルアーの存在感や水噛みを明確に感じ取ることができる高い感度と、繊細なリトリーブに対応する懐の深さを併せ持っています。
ボートシーバスを主軸としながら、ジグやブレードジグを用いたサワラやシイラなど小型回遊魚のライトキャスティング、さらには湾奥や岸壁といったフィールドで、小技を効かせて攻略するテクニカルなショアキャスティングまで、幅広いシチュエーションに対応します。


SilverStream 71B Apis
■Length:7ft 1in(Closed Length:1122mm)
■Lure:10g~35g
■Line:PE 0.8~2
■Weight:107g
■Price:64,000円(税抜)
緩急をつけた誘い、ドリフトによるナチュラルなアプローチ、そして縦方向のレンジを正確にトレースする操作まで、まるで水中を「なぞる」ような感覚でルアーを操るための高い操作性を追求しています。
ストラクチャー際や明暗部、地形変化といった、わずかな違和感が結果を左右するシチュエーションにおいても、その変化を見逃すことなく、最後の一手まで攻め切ることが可能です。
また、多彩なキャストフォームに対応するしなやかな曲がりを備え、数センチ単位のキャスト精度が求められるゲーム展開においても、安定した弾道とトラブルを感じさせない抜群の投げやすさを発揮します。
ファイト時には、ベリーからバットにかけての強靭な粘りが十分なトルクを生み出し、テトラ帯やボート際でのパワーファイトにも余裕をもって対応する、繊細さと力強さを高次元で両立した設計です。


それぞれ2機種に500gと1kgの静荷重を掛けた比較表です。
500gの静荷重では、72アピスのほうが負荷に対して力強く反発するティップセクションにつき、極めてキレのある使用感であり、振り抜いた瞬間のティップのブレを徹底的に排除しているため、ピンポイントキャストでストラクチャー際の僅かな隙間を正確に射抜きます。ただし、硬さの残るティップに対して、ベリー部の追従性はしなやかに設定しているため、10g以下の軽量ルアーもトラブルなく扱えます。
さらにショートレングスでありながらも、ハリ感を活かしたロングキャスト性能も高い次元で発揮します。
対して71Bアピスは、同じ500gの静荷重においても、72アピスよりもしなやかに曲がりを受け止め、負荷に対する追従性が非常に高い設計となっております。このティップ~ベリーの曲がりは、リーリング時のルアーの水噛みや姿勢変化を手元にダイレクトに伝え、精密な操作性を引き出し、ルアーを思い通りに動かすためのベンドカーブです。
またキャスト時には、ルアーの重みがブランクにしっかりと乗るため、リリースのタイミングが取りやすく、姿勢が崩れた窮屈なキャストでもロッドが柔軟に対応。ストラクチャー際やバースの奥へとテンポよく撃ち込めるベイトタックルならではの卓越したキャストアキュラシーを発揮します。
また、500gの静荷重においては、参考としてレングスの近い RealCresent RC-75 と比較しております。
RC-75は、アジやメバルの尺オーバーに加え、チニングやシーバスゲームにも対応する、ライト~ミドルクラスのキャスティングゲーム用モデルです。
それと比較すると、アピスシリーズはパワークラスが一回り強く設定されており、ランカークラスを視野に入れたファイトにも対応できる余力を備えています。
そのうえで、繊細な操作性を損なわないブランク設計により、軽量ルアーも精密に操れるミドルキャスティングロッドという位置づけを確立しています。

ここまでボートシーバスゲームを前提に解説してまいりましたが、アピスシリーズは2機種とも、ボートキャスティングに限らずショアゲームにおいても高いパフォーマンスを発揮します。
小規模河川や湾奥の繊細なゲーム、さらには取り回しを最優先とするディープウェーディング、そして中~大規模河川においても背の高いブッシュや木々が生い茂るポイントなど、ロングレングスのロッドで投げきれないようなシチュエーションではアピスシリーズの独壇場です。

Apisシリーズは、同一のコンセプトを共有しながらも、操作の質感やアプローチ性能の異なる2機種で構成されています。
SilverStream 72 Apis「テンポとメリハリを活かして喰わせるモデル」
■スピニングタックルを軸に、テンポよく展開したい
■ジャーク・ドッグウォーク・ポッピングなどメリハリのある操作を多用する
■サワラや小型回遊魚のライトキャスティングも視野に入れたい
■中規模河川のストラクチャー撃ちなど、飛距離とキャスト精度のバランスが求められるエリア

SilverStream 71B Apis「精度とトレース性能を重視し、狭いラインを攻め切るためのモデル」
■ベイトタックルでドリフトやスローな誘い、ボトム攻略に必要なレンジトレースを正確に行いたい
■テトラ帯や橋脚際など、強引なやり取りも想定したい
■40g程度のジグやブレードジグまで扱いたい
■小規模河川や湾奥のストラクチャー際・明暗部・地形変化を攻め切る釣りが多い

アピスシリーズは、一投一投に高い操作精度と判断力が求められるボートシーバスなどのインショアキャスティング、そして、高精度なアプローチが要求されるショアゲームにおいても、アングラーが思い描いた思考と操作を、実際の釣果へとつなげるためのモデルです。
その「掛けるまでのプロセス」を極限まで磨き上げた性能は、複雑な潮流、シビアな状況下でも、バイトを引き出すための一連の展開を、高い完成度で成立させることが可能です。
狙い、通し、喰わせる。
その一連のプロセスを明確に遂行するために、アピスシリーズはアングラーの感覚と意図を研ぎ澄まし、ミドルキャスティングゲームを、より戦略的で、より再現性が高く、深く楽しめるゲームへと導きます。

SilverStream 72 Apis / 71B Apis の発売時期は、2026年5月末を予定しております。












