
リップルフィッシャーのロックショアモデルに、PE4号のミディアムヘビークラスを担う新機種が追加されます。現代のハイプレッシャーフィールドを想定し、ベイトタックル特有の操作性とパワーを最大限に発揮させるための専用設計を追求したモデルです。
現代のロックショアゲームは、様々なプレッシャーの高まりによって、一投ごとの状況選択と操作精度が釣果の明暗を分けます。
そういった状況を攻略するための手段として、小型ダイビングペンシルやミノー、シンキングペンシルなどを多用し、よりテクニカルな釣りを展開しなければならない状況が確実に増えてきました。
アプローチについても、根のトップや流れのヨレ・瀬際といった目に見える変化でけではなく、ボトムの地形変化やブレイクといった目に見えないストラクチャーをピンポイントで撃ち抜く精度が確実に求められる時代です。
また、ロックショアアングラーなら誰もが経験する、魚はそこにいるはずなのに口を使わせられない。
そういった状況で釣果を出すためには、スピニングタックルのスピーディーなアクション性能だけでは不十分だと私たちは考えました。
見えないストラクチャーを感じ取りながら、バリエーション豊かなルアーを用いて、ピンポイントかつじっくりと攻めるためには、テクニカルな操作に特化したベイトタックルが必要となります。
しかし一方で、青物キャスティングでは基本となるレバードラグリールでは扱いが難しい、小型トッププラグ、メタルジグ、軽量ミノー、シンキングペンシルなど、渋い状況ほど効くこれらのルアーこそ使用頻度は確実に高まります。
そこで、こうしたルアーを高精度で扱える中型の丸形両軸リールやロープロファイルリールの400番台との相性を徹底追求しました。
スピニングタックルをメインとするロックショアアングラーにとってもトラブルなく扱え、ベイトならではの細かなラインコントロールで間合いを作り、食わせのタイミングを意図的に生み出すテクニカルモデルとして、行き詰まった状況を切り開く奥の手となる一本として誕生しました。


RunnerExceed 100BMH
■Length:10ft(Closed Length:1573mm)
■Lure:30~100g
■Line:MAX PE 4
■Weight:301g
■Price:83,000円(税抜)
RunnerExceed 100BMH は、ロックショアにおけるベイトゲームの可能性をさらに押し広げることをテーマに開発された、テクニカルベイトモデルです。
単にパワーだけを追い求めるのではなく、「操作して釣る」ための性能を重視し、多彩なルアーアプローチを高次元で成立させることを目指しています。
ブランクには高弾性素材を採用し、軽快な振り抜けと高いハリ感を実現しました。このハリの強さは、プラグやジグををシャープに動かす入力レスポンスの良さに直結すると同時に、姿勢変化や水を受けた際のわずかな抵抗の差をも感じ取れる繊細な感度を生み出しています。様々な情報を手元に的確に伝え、アングラーの判断材料を増やしてくれる一本です。
また、キャスト性能についても徹底的に追求し、ロックショアのベイトキャスティングでは大型のレバードラグリールを選択されるケースが一般的ですが、100BMH は 400 番クラスの中型リールを基準に設計。
トラブルなく扱いやすいリール設定と、理想的なタックルバランスで振り切れるブランク設計により、投げやすさとキャストフィール、そして安定した飛距離を両立させています。
飛ばしやすいだけでなく、「狙ったコースに運べる」というコントロール性能の高さも大きな特徴のひとつです。

ロックショアモデル3機種の静荷重1kg比較から解説していきます。
パワークラスとしては PE2~6号と幅広い設定の3機種ですが、レングスの違いによる曲がり量の差こそあるものの、曲がりの性格そのものが大きくかけ離れているわけではありません。
これは、低負荷域からしっかりとロッド全体が追従し、手元まで荷重を感じ取りやすくなるよう設計しているためです。軽い負荷でもロッドが素直に曲がることで、パワークラスの違いにとらわれない扱いやすさ、振り抜きやすさ、さらにはトラブルの少なさにつながっています。
その中でも 100BMH は、高いハリ感を備えつつ、ティップからベリーにかけての追従性が非常に高いモデルです。入力に対するレスポンスが速く、キャスト・操作・ファイトまで一連の動作がスムーズに行えるため、リップルフィッシャーのベイトモデルの中でも抜群の扱いやすさを誇る一本となっています。

荷重比較を3kgまで上げて負荷を掛けた際の状態を示した表になります。
100BMH は 5~10kg クラスをターゲットとしたモデルで、高い追従性を持つことが大きな特徴です。ただし、ここで示しているのはあくまでも静荷重に対する曲がりであり、実釣時の使用感は、張りの強さを活かしたキレのある操作性が核となります。
比較モデルとして掲載している107BH は、15kg クラスまでをターゲットとした設計で、ベリー〜バットセクションにかけては H クラスならではの強靭さを保持しています。シャロー帯や荒根のポイント、さらには激流帯など、ランディングまでの難易度が高いシチュエーションでも、強力なリフト力によって主導権を握ることができるハイパワーモデルです。
一方で100BMH は、近年のハイプレッシャーフィールドで求められる「繊細さ」と「操作性」を両立したミディアムヘビークラスであり、ジグやプラグの姿勢変化を手元で明確に感じ取り、ベイトタックルならではのダイレクトな操作感で喰わせの間を作り出すことができます。
高い追従性を持ちながらも、単なる柔らかさではなく、ハリを活かしたキレのある入力が可能な点が、100BMH 最大の持ち味と言えるでしょう。

また、5kg の静荷重においては、参考としてスピニングモデルである 95TC および 103H との比較も行っています。
同じ PE4 号クラスに位置づけられる95TCは、晴天無風や澄み潮、強いプレッシャーがかかった難しいフィールドを攻略することを前提に設計された、テクニカルな操作性を高めたモデルです。微細な入力に対する反応性と、ルアーの挙動を手元に伝える情報量の多さが大きな特徴で、掛けにいくゲームを高次元で成立させる一本です。
それに対して100BMH は、95TCと同様のコンセプトでありながら、ベイトモデルならではのダイレクトな操作感を核に据えつつ、バット部の強度をやや高めた設計とすることで、不意に訪れる 10kg クラスとの対峙においても、主導権を握りながらファイトを楽しめる余力を備えています。
単なるPE4号クラスのベイトロッドではなく、繊細な操作性と対大型への安心感を同時に手にするための、余裕を持たせたパワー設定です。
95TC がスピニングタックル特有のスピードを武器に、リアクションの速いゲーム展開で攻め切る一本であるなら、100BMH はベイトタックルならではのダイレクト感と精密操作性を最大限に活かし、狙って獲るための性能を研ぎ澄ました戦略的な一本です。


Pe4号クラスは100BMHは、全国津々浦々のフィールドで求められる基軸となるパワークラスです。
このクラスを、ベイトタックルならではのダイレクトな操作感で扱い、400番台の丸形両軸リールやロープロファイルリールとの組み合わせで細かな入力を活かすことで、魚に口を使わせる間を意図的に生み出すことができます。
実際に、そのわずかな間合いの差が釣果を分ける場面は、確かに存在します。
対象魚はブリ・ヒラマサ・カンパチはもちろん、近年生息域を拡大している南方系のヒラアジ系やスジアラなど、様々なロックショアターゲットを想定しています。
それらのターゲットに合わせた柔軟なルアー選択も可能であり、トッププラグやメタルジグといったオーソドックスな対青物用ルアーのみではなく、スケーティング系のトッププラグやサブサーフェスのウェイクベイト、100g程度のジョイントプラグ、そして30~100g程度のジグヘッドなど、ある状況下で刺さる特殊なルアーでさえも、ラインコントロールに優れたベイトタックルだからこそ喰わせの間の演出も取りやすく、高いレベルで扱うことができるようになります。
100BMH は、単なるパワーロッドではなく、「操作して釣る」ためのテクニカルベイトモデルであり、変化の多い現代のロックショアにおいて、ベイトタックルだからこそ成立する戦略や、様々なルアーを駆使して間合いを詰めるため戦略、ベイトタックルで攻める楽しさと、結果を掴み取るための性能を両立した一本です。
RunnerExceed 100BMH は、2026年1月30日に受注開始予定。発売開始は2月末を予定しております。












