【2021年春 新製品情報】
2021年春発売になります新製品、MonsterImpact91BHのご紹介です。
このMonsterImpact91BHですが、2019年にMonsterImpact90Hを発売しましたがその時にこういったモデルのベイトロッドが欲しいとの声を多く頂き開発に至りました。完成型が明確に見えていたためテストは割とすんなり進んだこのモデルですが、ベイトアングラーをうぉっと言わせるようなロッドに仕上がっておりベイトジャンキーにこそ使って頂きたい1本です。
【コンセプト】
メインコンセプトは90Hと同じ大型ベイトを捕食しているランカーシーバス、アカメをビッグプラグを使い攻略する為のロッドです。ただ90H(スピニングモデル)よりさらに広い使用ルアーウェイトや幅広いゲームに対応できるような設定にし、ベイトタックルならではのキャストアキュラシーとルアー操作を高めたロッド。
【ロッドスペック】
MonsterImpact 91BH
Length : 9ft1in(Closed Length:1428mm)
Lure : 20~130g
Line : MAX PE5
Weight:212g
Price(税抜) : ¥71,000
■ 奨励リール、ライン例
シーバス
・20~60g程度のルアー(ミノー系、2ozクラスのビッグベイト)を使用する場合。
PE2~3号が200m以上入るリール(シマノ200クラス、ダイワ2000クラスなど)
PE2号+leader40lb程度
・50~130g程度のルアー(ビッグベイト、トップウォーター系)を使用する場合。
PE4号が200m以上入るリール(シマノ300クラス、ダイワ300クラスなど)
PE4号+leader60lb程度
アカメ
・50~100g程度のルアー(ビッグベイト、ビッグミノー)を使用する場合。
PE4~5号が200m以上入るリール(シマノ300~400クラス、ダイワ300~400クラスなど)
PE4~5号+leader80~100lb程度
青物
・1ozクラス~50g程度のルアー(ミノー系)を使用する場合。
PE2~3号が200m以上入るリール(シマノ300クラス、ダイワ300クラスなど HG,XG奨励)
PE2~3号+leader40~60lb程度
■弊社テスターでもある石川県にありますプロショップ「Seacret」店主の谷内口氏に 最終プロトでの釣行レポート、ロッドについての説明を頂いてますので紹介いたします。
以下レポートです。
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北陸河川での、ビッグベイトをメインに使用したシーバスゲームを、数日間にわたり釣行してきました。
気温も河川の水温も下がり、鮎が落ち始め、シーバスの活性があがってきた、11月中旬〜12月初旬の釣行模様です。
まずは近年大型トップウォータープラグでの釣りが、賑わいを見せる富山県の河川へ。
例年通りであれば、落鮎、コノシロがメインベイトで、大型トップウォータープラグに、好反応を示すシーバスが釣れるようですが、タイミングが遅かったのか、ビッグベイトでキャッチすることは叶いませんでした…。来年は早めに伺います!
戻ってから色々考察していたところ、コノシロはいなくとも、落鮎やボラを捕食するシーバスは地元河川にもいるので、仲間と身近なポイントでビッグベイトに反応するシーバスを探してみようという結論に至りました。潮周りや天候、ベイトフィッシュの有無を考慮しポイントを選択します。しっかりと暗くなったタイミングで地元河川にエントリー。
潮止まりで流れがあまり無いですが、水色は多少濁りが入っていて申し分ないので、流れ始めるのを待ちます。
【Monster Impact 91BH】に【DRT TiNY KLASH Low】をセットした1投目に、上流からドリフトさせてきたルアーが、常夜灯が作り出す明暗の暗いところに入り、ルアーの向きが変わった瞬間バイト!
上がったのは、コンディションの良い70cm後半のパワフルなシーバスで、DRT SHARX #1の非常に刺さりの良い細軸フックでしたが、スムーズに粘り強くベントするロッドが流れに乗った走りを吸収してくれました。
数日後同じポイントへ入り、まずは観察します。すると、流れてくるベイトが捕食されたのを確認。
すかさず、【DRT KLASH9 Low】をセットして上流側からアプローチします。クラッチをオンオフし、ラインテンションを張ったり緩めたりして、泳いでは流されるベイトを演出しながら、流れの弱い所に差し掛かったところでバイト!
流れに乗り抵抗しますが、ロッドが追従してくれるのですぐに走りが止まります。足元にズリあげて難なくキャッチ。こちらは70後半の少しスレンダーなシーバスでした。
数日後ポイントを変更して、同条件で釣りができるところへ釣行。弟に【DRT KLASH9 Low】でアプローチしてもらっていると、流れが出だしたタイミングでバイトがあり、上手くいなしてキャッチ。コンディションの良い70cm程のシーバスです。
潮周りも風向きも悪い日でしたが、流れが効いているうちにサイズアップを求めて、残りワンチャンスに掛けます。写真撮影を済ませた後、すぐに同ルアーのカラー違いを上流側にキャスト。ラインスラッグを取るだけであまり動かさずに流していき、ヒットポイントでラインテンションを張った瞬間に激しい捕食音が響きます!
良型と確信してファイト開始。下流側へ走りますが、バットで受け止めると嫌がりすぐに上流側へ頭を向け、激しくエラ荒いしているうちに手前まで寄せます。フックが口に掛かっているのを確認しクラッチを切り、上手くテンションをコントロールしながらランディング。
たらふく餌を捕食しているのか、最高なコンディションの良型シーバスでした。
磯でのテストも重ねていた為、ロッドパワーに不安無く、4オンスのルアーもフルキャストして広範囲を探れるので、非常に武器になってくれました。
これからハタハタパターンが最盛期を迎えるので、もう少しビッグベイトでのシーバスに足を運んでみようと思います!
Tackle Data
Rod:Monster Impact 91BH
Reel:ANTARES DC MD
Line:PE4号+NYLON40lb(3ヒロ)
Lure:TiNY KLASH Low、KLASH9 Low(DRT)
~MonsterImpact 91BH解説~
魚種やロケーションを選ばず、20g程度のミノーから4オンスクラスまでのビッグベイトをメインに使用する為の、マルチなベイトロッドです。
主なターゲットは大型ベイトを捕食する、シーバスやアカメになりますが、低い足場のロックショア青物や、ゴロタ浜でのヒラスズキにも取り回し良く、快適に使用できます。
ビッグベイトロッドにありがちな、1ozクラスのルアーをキャストし辛い、硬くて重い、バイトを弾く、などの不満要素が無いロッドに仕上がりました。外洋や大型河川で、ルアーを遠投する必要がある場合でも、ビッグベイトをしっかり飛ばす為のリヤグリップ長を確保してあります。
また、太めのショックリーダーが通りやすいガイド径となっており、大型のアカメや青物にも耐える事のできるガイドセッティングです。
2oz〜4ozのプラグをしっかりとキャスト出来てアクションも可能ですが、9ft1inchというレングスなので、基本的にはドッグウォークやジャークは、リーリング主体で行います。
ロッド主体でも、しなやかですが反発力が高く艶かしいアクションを繰り出せます。
大型のシーバスやアカメ、磯ヒラスズキなど、様々なシチュエーションで様々なルアーを駆使して、メモリアルなビッグフィッシュを手にして欲しいと思います!
TEST Tackle Data
Rod:Monster Impact 91BH
Reel:ANTARES DCMD XG
CALCUTTA CONQUEST 300
REVO BEAST ROCKET
Line:PE3〜4
Handle:【DRT】VARIAL
Lure:【DRT】KLASH9,TiNY KLASH,KLASH JOKER
【RST SUPPLY】RilaNa180,Protopencil
【Native Works】Napalm140・170,Rattler160