弊社フィールドスタッフであり石川県輪島市のプロショップ「Seacret」オーナーの谷内口冬馬氏のショアGT釣行にて、現在開発中のRunnerExceed 110H Nano(仮)のプロトモデルをご使用いただき、釣果を出していただきました。本来は青物用ロングレングスモデルとして開発がスタートしたモデルですが、今回はパワーテストも兼ねてショアGTでテストをお願いしました。
以下、谷内口氏のレポートです。
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お世話になります。Seacret 谷内口です。
Runner Exceed 110H Nano Proto
Runner Exceed 107BH Nano
Landing shaft Proto
を使用したショアGTのレポートです。
約2日半の釣行で、GT1尾とバラクーダ1尾のみの釣果ではありましたが、とても有意義な時間を過ごせたと思います。
釣行1日目は風も強くウネリもあったため、沖合の瀬には乗らず近いところからのスタート。
スタートして割と早い時間に、同行者のRST SUPPLY 峰岩氏がGTをキャッチ。
Runner Exceed 100SHH LTDを使用して、上手くロッドを生かし相当余力を残しながら浮かしきりランディング。
リリースのあと、小型のヒラアジ類のチェイスはありましたが、反応がなくなり瀬替わり。
その瀬では、カスミアジのバイトやチェイスはあるがフックアップに持ち込めず、ひと休憩入れます。
再開後、足元で20cm程度ベイトが追われたのが確認できたので、タイミングを計りキャストを始めてすぐにGTのバイト!
…が惜しくも乗らず。その数投後にはカスミアジも出ましたがフックアップには持ち込めませんでした…。
違う磯に瀬替わりするも、またもやカスミアジのチェイスのみで終わり、残り時間的にも最後の瀬替わりをします。
終了の時間も迫っているためすぐに開始。その数投目にGTのバイトが数回ありましたが、スッポ抜けや手に衝撃が伝わるだけとフックアップしません。
そこで、最初から目をつけていたポイントへ少し遠くからアプローチしてくると、ルアーの後ろの海面が盛り上がります。
そのままルアーを引いてくるとバイト!…ん?乗ってない??…からのスローに引くとようやく海面が派手に割れフックアップ!!
Runner Exceed 110H Nano(仮)を使用していることもあり、パワークラスHのロッドだったので、性能を探りながらのファイトとなりましたが、キャッチできました。
2日目は一転凪模様で、あまり魚からの反応が得られないまま昼が過ぎ、残り1時間となったところで、潮が動き始めたのをしっかり捉え、峰岩氏がRunner Exceed 100SHH LTD で危なげなく柔軟で力強いファイトでイソマグロをキャッチ!
その後は何事もなく最終日を残すのみとなりました。
最終日は、峰岩氏が終了間際に絶妙なタイミングでルアーを打ち込み、カスミアジをキャッチ!
自分はRunner Exceed 107BH Nanoに持ち替え、短時間の勝負ではありましたがバラクーダをキャッチしたり、GTがヒットしてファーストランを止め、さあリフト!!ってところでスッポ抜け…。またチャレンジしてきます!!!
今回、ランディングシャフトのテストという事もあり全体の強度や、引き上げた時の固着の有無などを確認しましたが全く問題ありませんでした。
非常に軽く硬さもあり、大型魚用のギャフを装着してもブレる事なく狙いを定めランディングする事ができたので、頼もしいツールに仕上がっていると思います!
Runner Exceed 110H Nano Protoは自分もまだまだテストを重ねていきたいと思うので、また報告致します。
tackle data
Rod:Runner Exceed 110H Nano Proto
Reel:TWIN POWER SW 14000XG
Line:ODD PORT #6
Shock Leader:SOLEIL 90lb 5m
Lure:RST SUPPLY 【RilaNa】 Proto
Hook:Castin’Shingle 5/0
tackle data
Rod:Runner Exceed 107BH Nano
Reel:SALTIST LD 30HSH
Line:FULL DRAG #8
Shock Leader:SOLEIL 100lb 15m+TPIII 150lb 1m
Lure:RST SUPPLY 【RilaNa】 Proto
Hook:Sergeant’N’ JS-1 4/0×2
Gear
Landing Shaft:Ripple Fisher
Gaff:DirectCustomDesign DEATH SIZE Proto
Sunglasses Flame:Effector HORRY
Sunglasses lens:COMBEX Polawing SPX #134
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ロングレングスのプラグ用のモデルとして開発がスタートしたRunnerExceed 110H Nano(仮)のメインターゲットは10㎏オーバーのヒラマサです。ロッドパワーは仮名称でHとなっていますが、RunnerExceed 104H Nano PlugModelより上で、RunnerExceed 100SHH LTDよりも下のパワークラスに位置する予定です。加えてロングレングスにすることで足場の高い磯や堤防、足元の根が荒い場所など、過酷なフィールドでも対応できるレングスとパワー設定で開発しております。
プラグ用のロッドで、ルアーウェイトの幅は広く、小型プラグでもアクションエラーがないように繊細なティップとなっていますが、あくまでも使用感はシャープさを求めています。
RunnerExceed 110H Nano(仮)の開発の様子は、今後もレポートで報告させて頂きたいと思いますので、ご覧いただけましたら幸いです。
また、併せて使用されたテスト中のリップルフィッシャーランディングシャフトは、高強度のカーボンを採用することでハリを強くしブレを極限までそぎ落としました。また、強度を保ちつつ軽量化したことで、シャフトを伸ばした状態でのコントロールや魚へのアプローチなど細やかな操作が必要とされる場面もひときわ行いやすくなりました。
※RunnerExceed 110H Nano(仮)、及びランディングシャフトの発売日等は未定ですがテスト完了次第、ご案内させていただきますのでご期待くださいませ。