【現在開発中モデル】Aquila MLT ~マルチパーパスロッド~
テスト模様解説
前回の【現在開発中モデル】Aquila MLT ~マルチパーパスロッド~ コンセプト解説 1
テスト模様解説・動画をお送りいたします。
「Aquila MLT」とは、Aquilaラインナップを補完する「 新提案マルチパーパスロッドシリーズ」です。(マルチパーパス=「万能」)
今回はその中の一本より、MLT 82-3/6のテスト模様をご紹介いたします。
8月上旬 三重県熊野灘にてテスト釣行を行いました。
この時期、静岡県西部~和歌山県東部に20~60kg超のキハダマグロやカツオが接岸し、
夏期におけるこの海域のキハダマグロはファイトが強烈な事で知られています。
今回テストにご協力頂いた船は熊野灘をメインにされている「正丸さん(田中船長)」。
朝5時に出船し、ここ最近実績の高い海域へ向かいます。
田中船長によるとここ数日はキハダの活性にムラがあり、ナブラにならない事もあるとのこと。
当日も単発のハネはあるものの、なかなか鳥山が発生するようなナブラが見つからずにパトロールで時間が過ぎていきました。
数時間ほどパトロールしていると、数羽の鳥が群れているのを見つけて向かうことへ。
ボイルはないものの、鳥の動きを見ると水面直下でベイトが追われている様子。
マグロの活性が比較的低く飛距離が必要な状況だと判断し、遠投対応として「MLT82-3/6 プロトタイプ」にPE4号をセットして鳥山の先頭に向かってキャストすると、1ジャーク後に水面をモジる様にマグロがヒット。
ファーストランで30~40mほどラインを引き出し、その後のセカンドランでは殆んど走ることはなく、ヒット後10分程度でマグロは浮いてきました。
それほど激しいファイトをすることはなかったので、最初は比較的小さなサイズかな?と思いましたが、上がってきたサイズは後の陸上計測で46.7kgのグッドサイズでした。
胃の中から出てきたベイトは15cm程度のイワシ
【Tackle Data】
Rod:Aquila MLT 82-3/6
Reel:Stella SW14000XG
Line:PE4号
Leader:80Lb
Lure:Rapid 160
今回の釣行の様な魚の活性が気難しい状況下で、威力を発揮する非常にいいブランクに仕上がっていました。
Aquila MLTはAquila EXとはまた違う特性を持ち、「よく曲がり・よく粘り、いなす」タイプです。
なので、魚の引きを吸収し、想像するサイズと上がったサイズが違う不思議な新感覚を得られるモデルに仕上がりそうです。
引き続き、動画・テスト模様をご紹介いたします。