本日は、熊本県の上村さまより、OYOGASE 60 ・OceanArrow 582のトカラ遠征のレポートをいただきましたので、皆様にご紹介いたします。
以下、上村さまのレポートです。
5月10日(水)、11日(木)鹿児島県トカラ列島へ遠征釣行しました。
OYOGASE 60の電動スタンディングでアラ(モロコ)を狙いました。
5月10日(水)午前五時半、屋久島栗生港から上山船長の「トータス3」で出港。
天候は晴れ、前日からの強風とウネリが残りザワつく海上をニヨン礁に向けて進んだ。
ニヨン礁に到着して上山船長は活エサのムロアジ釣りを開始。
40センチ超えの大型が7本針にパーフェクトに掛かって来る。
ムロアジに50センチ前後のツムブリの群れが付き何度も盗られる。
私はライトジギングでツムブリを狙ってみた。
永い付き合いのロッド582でジグを投入、表層から中層まで黄色い尻尾が乱舞している。
水深70メートルで着底後ワンピッチ開始と同時にヒット、力強い引きに圧倒される。
ドテラ流しなので船の援護が無く厳しいが582の粘りで耐えて16キロのカンパチをゲット。
ムロアジ釣り終了間際にも同様のヒット、しかしシャークアタックでハリス切れした。
アラ釣りに切換え水深120メートルへ移動、一投目から大型ムロアジにヒット。
魚を浮かせる過程で船長とともに本命と確信したが再びシャークアタックに遭い50号ハリスを飛ばされた。
ここでニヨン礁を諦めて口之島へ移動、「芽瀬」の根が粗い水深140メートルで再開。
しかし、二枚潮でラインが斜めに入りオモリ250号の着底を見逃してしまうほど。
表層の青黒い潮が速く3回の底取りで300メートル超ラインが出て、その後は着底しない。
苦戦中に落ち込みでエサを抜かれる瞬間を確認した。
過去の経験から海底から30メートル辺りと想定、二枚潮で大きく出る水深誤差を修正するためPEラインのマーカーを読み替えてみた。
狙ったマーカーを頼りにラインをサミングして落ち込みを狙ってみる。
反応なく通過して着底したらクラッチを入れて放置、潮流とウネリによる船の上下動でラインを張りオモリを浮かせてみた。
狙いどおり落ち込みと着底ともアタリを出せて良型カンパチとイソマグロをゲットした。
午後になり今までと違うアタリがコツンと出た、見逃さずロッドを持つと強烈な引き。
それを凌いで底を切り巻き上げると水面近くでラインが走り16キロのアラが浮上した。
高活性が続くなかサメがカンパチを追って浮上したので大きく移動、棚取りを修正しながらアタリを引き出し27キロも取り込んだ。
午後二時を回りウネリが高くなり釣りを終了、ムロアジを釣りながら口之島へ入った。
翌11日(木)は口之島から午前5時半に出港して「サンゴ曽根」を目指した。
天候は曇り、ウネリは無いが強風が吹いている。
サンゴ曽根の水深160メートルで釣り開始、二枚潮はだいぶ解消している。
だが、強風で船がスライドして仕掛けの上に乗ってしまう。
船長はPEラインを見てヒット後にラインが船と擦れないように巧みに操船してくれる。
ムロアジは良く動くがヒットしないので底取りを繰返してムロアジをアピールしてみた。
やっとロッドが海面に突っ込み良型カンパチを連続ゲット、最大は40キロだった。
午後一時を回るとパタッとアタリが止んだ。
船長と「大物の前振れだね」などと話していると視界からロッドが消えた。
バットまで曲がりさらに揉まれている。
渾身の力でロッドを起こし何度も糸を出されながらバットパワーで浮かせる。
再びラインが前方に走り出し爆発したような泡とともに26キロのアラが浮上した。
ハリスを手繰る手が感動で震えるほど嬉しい瞬間だった。
船上撮影会の間にも天候は悪化していき、次をラストの投入とした。
特大のムロアジを投入すると着底と同時にヒット、7キロのアラを取込み沖上がりした。
時化で明日からしばらく来られないトカラの島々を見ながらゆっくり栗生港へ帰港した。
【今回の全体釣果】
アラ 7~27キロ 4匹
カンパチ 12~40キロ 19匹
アオチビキ 7キロ 1匹
イソマグロ 良型4匹
今回の釣行はアラやカンパチ、磯マグロと大型魚の釣果がものすごく、素晴らしい釣行になったようですね!
写真の魚体はどれも驚くほどの大きさであり、凄まじい引きであることを容易に予想できますし、これらを一日に複数本も釣りあげることは、並大抵のことではありません。
これまでに培った経験と技術、そしてビッグゲームに必要不可欠な体力や精神力があってこその釣果ですね!!
本当におめでとうございます。
上村さまのご報告、今後も楽しみにお待ちしております。