釣行日誌最新ニュース
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
5 釣行日誌
5 釣行日誌 : トカラ 列島 (鹿児島) 南風丸 釣行 (Ultimo711/PE6・新GTロッド・BIG TUNA Japan Sp・SELFISH5710等テスト釣行)
投稿者 : ripple 投稿日時: 2010-10-08 19:31:26 (8793 ヒット)

 文 前田大輔
画像 リップルスタッフ
 
今回のメンバーは、大阪の濱田さん、リップルスタッフの藤川と私、そして2週間前も南風丸にお世話になったばかりの熊本の平田さんにも急遽参加していただくことになった。




金曜日、午後11時半過ぎに鹿児島港出港するフェリーとしま、アングラーの夢を運ぶ、トカラ列島への唯一の交通手段。

トカラ列島、毎回全力で挑むが巨魚達に打ちのめされ恐怖すら感じさせられる、
今までの釣りで学んだ事、そしてロッド製作全てを試されるような、
自分の中ではそんな特別な思いがある海だ。




10時半に早速乗船開始、出港まで時間があるが、フェリー食堂にて少々遅れての夕食と同時に前夜祭。




盛り上がりたいところだが、6時にはトカラ列島最初の島「口之島」に到着することもあり、早々に寝床に着く。




翌朝6時に口之島港に到着。
南風丸・伊東船長が出迎え、同じ港内に停泊している南風丸まで移動、そしてすぐにタックルの準備へ。

毎度の事ながら、皆競うように準備を進め、忘れ物がないか心配になる。


そして、出港。
大雨洪水警報がでているらしいが、すがすがしい青空。

2・3分も経たないうちに、一級ポイントに到着。
トカラが初めての濱田さん・藤川もすこし戸惑いながら、キャスティング開始。

そして3投目、フォ−スヘッドでキャストしていた平田さんが「ヒットッ!」と叫ぶ。



ロッド:F-STICK GT78PowerFight


下へ下へ突っ込む、落ち着いたファイトの平田さん。




上がってきたのは、GT。 このサイズでも良い引きを見せてくれます。
寝起き3投目でGT、恐るべしトカラ。

平田さんとは十数年遠征等同行しているが、いつになっても元気な方で尊敬するばかりです。




その後反応はなく、北のニヨン付近でキハダマグロが好調とのことで早々に移動。




ステッカ−等を好まない伊東船長ではあるが、このステッカ−だけはさりげなく貼っている。
どういう「会」なのか、敷居が高すぎそうでいつも伊東船長に聞けずにいる。




久しぶり見るトカラ列島最北端のニヨン礁。


100mのトカラにしては浅いジギングの後、キャスティングへ。




そこでも、平田さんにヒット!
すいすい寄って来たので小さいかと思ったが、20キロはあるキハダだった。




早速壷抜きをして、内臓を取り出す平田さん。
胃からはたくさんのイカが出てきた。


泳がせ(30cmほどのムロアジの生餌さ釣り)大好きな?伊東船長から、「ムロ流して!」と指示がある。
ロッドテストにはもってこいの泳がせ、以前はルアーでの釣果に拘っていたが、ヒットしなければロッドのリフトパワーや人間に対しての負担そして破断強度を試すことが出来ない、また魚とのやり取りを覚える為にも、ここ数年進んで引き受けるようにしている。
ロッドは、小泊、龍飛沖・対100船ーバーのクロマグロキャスティング専用ロッド「BIG TUNA 68 Japan sp」。
その他、「711」「87」の3機種、シーズン中は毎週のようにフィールドに通う青森のK氏の意見を元に開発・テストを行っているロッドだ。
一流し目、早速ムロアジが何かに追われ暴れだすと、どんな魚が食いつくかと緊張が走る。
ラインが一気に走りだしてヒット、船下に一気に走りだしバットまで曲がりきった瞬間ハリが抜けてしまった。
早合わせが原因のようだ。






その後、ロッド性能を発揮するまでもなく小型のイソマグロとツムブリをキャッチ。


藤川も試みた、ロッド性能を見るのにふさわしい大型魚がヒットしたが、惜しくもラインブレイク。


更に屋久島側に走り集中的に水深100〜140mラインでのジギングをするがこちらも反応が悪い。
表情がさえない伊東船長。




その後も移動を繰り返し、早くも日が西の空に傾きかけた。

遠くに見える、臥蛇(ガジャ)・小臥蛇(コガジャ)。




口之島付近にまで戻り、120mラインでのジギング。




手前から口之島・中之島、そしてうっすら見えるのは伊東船長が住む島、諏訪瀬島。

何度かジグへのアタックがあり、小刻みにポイントを移動し、反応を見る。

そして、最初に藤川にヒット!  数秒後 濱田さんにもヒット!  二人のロッドが絞り込まれる。
船尾から順番にヒット、次は私かな・・・? 力が入る、しかし私・平田さんとは続かなかったが、今回初のカンパチに一気に船上が活気付く。






「良かった・・・」とぼそっと伊東船長。船長が一番喜んでいるようだ。


その後も、濱田さんにヒットしたが、リールの不具合でラインブレイク。


「SELFISH5710 No2」PE6号・ジグ300gをメインに考えるロッドだが、
No1は操作性・リフト力に欠けていたので、ベリーからバットエンドまでを多少強くしてみた。
しかし、まだ操作性・リフトパワーもいまいちのように感じる。




ここ最近は、諏訪瀬島の伊藤さんの民宿を利用しているが、今回は久しぶりに口之島のふじ荘を利用することもあり、
本日最後のポイントは朝と同じ港前のポイントになった。
 
巨大GT・イソマグロといくつものドラマを生んできたポイント。




期待も高まるが、藤川がツムブリをキャッチし納竿。




長いようでとても短かった一日も終わった。
明日の午前中までは、どうにか天気は持ちそうだ。




港に着くとトカラヤギが出迎えてくれた。


民宿に着くと、すぐ温泉へ。
火山地帯のトカラ列島、各島で色んな温泉を楽しめる。




今日の夕食は外でのバ−ベキュ−。
名物「イソマグロ」炭火焼き。 あまり美味しくないといわれている「イソマグロ」だが、
時期と調理方法では美味しい魚になる。



 


その他トコブシにウメイロの洗いなど、美味しい料理に良く冷えたビ−ル、今日・明日の事で盛り上がり、
そして一番左奥に座る島のお姉さんも加わりお色気話まで。




おいしい魚とおいしいお酒、最高です。


口数の少ない船長だが、トカラの海と魚を思う気持ちについて少しだけ話してくれた。 
今までのそしてこれからの釣りについて、真剣に考えさせられた夜だった。


部屋に戻り、明日のタックルを組み直そうと考えていたが、超ハ−ドなトカラの釣りで疲れ果て、
気づけば電気をつけたまま、布団も敷かずに皆倒れるように寝てしまった。



翌朝。
12時納竿の二日目は、少し早めに出港。




トカラの夜明け前の空。



朝一番は、トカラの超一級ポイント雌瀬へ。
潮が思った以上に動かない様子だが、キャスティング開始。




水深50m、平田さんが操るポッパ−に出た!




ギンガメ。自分でホロを張ったり削ったりこっそり手を加えたジグ・プラグでよく釣る平田さん。




そして泳がせをしていた藤川。




同じくギンガメ、このサイズでも、ムロアジに食いつきます。


その後、沈黙が続く。
ベイトの反応はあるが、ポッパ−にもムロアジにも反応がない。
何度か船を立て直す、すると泳がせをする藤川のラインが凄い勢いで放出しだした!ヒットだ!
フリ−にしているベ−ルを戻そうとするが中々戻らない、あせる藤川。 伊東船長から「落ち着いて!」と激が飛ぶ。
何度かの試みでベ−ルが返り、「グンッ!」とバットまでロッドが絞り込まれ、ファイトが始まった。
ドラグテンション12堋を、湯水のように猛スピ−ドで引き出していく、マグロ系のようだ。




ロッド:BIG TUNA Japan Special 68 TEST No2

フォ−スヘッドに移動し、一度は止まりかけたが、また走り出す。
甲高いドラグ音が船中に響きわたり、見る見るうちに痩せていくスプ−ル。
メインラインはPE10号、指先で軽くサミングしながら、プレッシャ−をかける。




6月のトカラではライン全てを出されブレイク、そして7月の種子島ではGTのパワ−で膝間着いた藤川。
この次こそは獲るぞ! その思いで、仕事終わりに私と共にGTロッドでのリフト練習を行ない、ホ−ルド時のバランス感覚と足腰を鍛え続けた。
その努力が報われたのか、今度の藤川は少し違うようだ。




一瞬、体勢が崩れ主導権を握られそうになり、あの時の無残な姿が一瞬頭をよぎる。
しかし「今度は一人で獲ります!!」と叫びながら体勢を戻し、リフトを繰り返した。
そして約6分後、「ボワ〜〜ン」と銀色に光る魚体が紺碧の海の中から徐々に浮かび上がってくる!! イソマグロだ。
「デケッ〜!」と雄叫びを上げる藤川。




そしてランディング、私がギャフを打つ。
デッキに上げる時にギャフが抜け、「ドッボッ――ン」と失敗・・・藤川の顔が引きつっているのが想像できました。
2度目は成功!

「やったっ―――!」と 拳をあげて喜ぶ藤川。


↓ファイト動画
http://www.youtube.com/user/infoRippleFisher#p/u/26/n-5bz0vykBc



そして、記念撮影。




子供のような無邪気な笑顔。
おめでとう、藤川。


笑顔の伊藤船長に感謝の気持ちを伝える。
釣った魚はGTであろうがすべて美味しく頂く、これが南風丸・伊東船長の教えです。
釣り上げた魚は、〆はもちろん、血抜き、そしてその場でエラ・内臓まですべて取りク−ラ−へ。


その後、ジギングへ。

私にネリゴがヒット。




そして、濱田さんにヒット!
「SELFISH5710 No2」 が、バットまでグ〜ッと絞り込まれ、徐々にラインを引き出し始めたところで、リ−ダ−切れ。
イソマグロの歯で切れたのだろう、掛りどころが悪かったと思われる。




徐々に西の方から雲が厚くなり雷雨に、また思った以上に潮が動かず苦戦した。


口之島に帰りのフェリーが到着する時間が着々と迫る。


最後のポイントに移動したころには、雨も上がった。
水深60〜15m、キャスティングのポイント。


「船長からムロ流して」と声がかかり、私が流すことになった。
50m流したところで何かに追われるようにムロが暴れだした。
勢い良く泳ぎだした瞬間、サミングしているラインをフリーにしてアタリを待つと、
一気にラインが放出、どうやら何か食ったようだ。
ドキドキしながら、ベールを返す。
重量感はないが、スピードのある走り。すると沖の方でジャンプ! 芭蕉カジキだ。




7・8キロの低めのテンションでファイト。
ロッド:BIG TUNA Japan Special 68 TEST No2


テイルウォークを繰り返しながら船べりまではすぐに寄ってきたが、最後に良い走りを見せてくれた。


最後は平田さんがギャフを打つ。
私がビルを掴もうとすると、藤川自ら申し出て代わりにビルを掴みデッキに上げた。


↓ファイト動画
http://www.youtube.com/user/infoRippleFisher#p/u/35/NKZNnVCUn8c



ロッドテストではパワー的には役足らずでしたが、追従性はみれました。






激しいジャンプや走りビジュアル的にも、私にとってはうれしい一本でした。



その後反応はなく、11時半納竿となった。
港に帰り、片付けとフェリーに乗り込む準備をする。

釣れていないようでしたが、一匹の大きさが大きさだけに、巨大なイグロのクーラー3個はすべて満杯。




最後に、伊東船長から「お疲れ様」とカレーライスのおもてなし。




13時頃、鹿児島に向かう「フェリーとしま」が入港。


伊藤船長に「また来ます」と言い、さよならを告げた。




今回もトカラ列島の大自然の恵みに心から感謝させられた釣行だった。

その島で生まれ育った伊東船長が、民宿での夜に話してくれた事を思い出す。
特にGT、40キロ・50キロとなる大型魚はファイトに時間がかかりすぎると、
全ての力を使い切り脳溢血を起こすこともあり、
リリースし勢い良く泳ぎ去ったかのように見えるが、大半が力尽きその後、海底で横たわり死んでしまうか、
鮫の餌になるか・・・そうなるなら持ち帰りおいしく食べたほうが良い。
また、ジギングで根係りやファイトによるラインの高切れを嫌う本当の訳を教えてくれた。
リーダーは時が経つと劣化し無くなってしまうようだが、メインラインのPEはいつまで経っても残ってしまう。
有名なポイントでは、せっかく魚を掛けてもその高切れしたPEに魚が絡み、獲れる魚も獲れなくなったこともある。
そうなるとそのポイントを駄目にしたことになる。だから、PEよりリーダーが先に切れるように、大き目のPE、
そしてPEより弱いリーダーを使うように、など色々と話していた。
(それぞれの船長の考えがあるのでご参考までにお願いします。)


釣り道具を作り販売する私達。
私達、子供達そして孫達が、すばらしい大自然の恵みの中でいつまでも楽しい釣りができるように、
様々な事を伝えていけたらと思う。







今回使用のタックル

平田さん
ロッド:FANTA=STICK GT78PF
リール:ソルティが6500GT
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #8
リーダー:ナイロン40号+80号
ルアー:SAURSUトビポップ・HAMMER HEAD Ccup

ロッド: 5215 スピニング
リール:SW20000PG
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #8
リーダー:フロロ30号
ジグ:スキルジグ350g・360gロング
フック:バナナフック7/0

ロッド:SELFISH5710 TEST
リール:SW10000PG
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #6
リーダー:フロロ30号
ジグ:スキルロング320g など
フック:バナナフック7/0


濱田さん
ロッド:Ultimo79H
リール:ドッグファイト
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #8
リーダー:よるあみ キャストマンアブソーバー40号

ロッド:SELFISH5710 TEST
リール:
ライン:
リーダー:
ルアー:


藤川
ロッド:OR83 PE7 TEST(体に負担を掛けず、タメがきき、ゆっくりファイトするGTロッド)
リール:TP12000HG
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #8
リーダー:よるあみ キャストマンアブソーバー40号+ナイロン100号
ルアー:マギーガーラ120・FCL EBI140・サーフェイスブルGT

ロッド:Ultimo 711 PE6 TEST
リール:TP12000HG
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #8
リーダー:よるあみ キャストマンアブソーバー40号+ナイロン100号
ルアー:SANSUI オリジナルダイビングペンシル・マギーガーラ120

ロッド:FANTA−STICK GT78Flex
リール:SW10000HG
ライン:よつあみ ウルトラダイニーマ#10
リーダー:よるあみ キャストマンアブソーバー50号+ナイロン100号
ルアー:HAMMER HEAD Ecup・FCL EBIEXT

ロッド:SELFISH5710 TEST
リール:SW16000PG
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #6
リーダー:DUEL フロロ24号
ジグ:FCL 220VM TURUジグ280g KOMOJIG など300gをメイン
フック:フィッシャーマン紫電13/0



ロッド:Uitimo82H TEST (83M・82MHとして年内リリース決定)
リール:SW10000XG
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #8
リーダー:よるあみ キャストマンアブソーバー40号+ナイロン100号
ルアー:HAMMER HEAD チェリーパイプロト・クラフトベイトリアルベイト130・サ−フェイスブルGT

ロッド:OR710 PE7 TEST(体に負担を掛けず、タメがきき、ゆっくりファイトするGTロッド)
リール:TP12000HG
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #8
リーダー:よるあみ キャストマンアブソーバー40号+ナイロン100号
ルアー:HAMMER HEAD Ccup・Dcup・Ecup

ロッド:BIG TUNA711 Japan Special No2 TEST(クロマグロ100キロ対応ロッド 現在、青森在住のK氏が大間でテスト中、年内リリース)
リール:TP12000HG
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #8
リーダー:よるあみ キャストマンアブソーバー40号+ナイロン100号
ルアー:原工房 ヨカミノー250(170g)

ロッド:SELFISH5710NO2
リール:SW10000PG
ライン:よつあみ ウルトラジグマンX8 #5
リーダー:DUEL フロロ24号
ジグ:スキルジグ288g・360gロング  Ogami350g  TURUジグLV300g  FCL320VM など
フック:バナナフック7/0 ・がまかつブレードTUNAフック7/0


泳がせタックル
ロッド:BIG TUNA Japan Special 68 TEST No2
リール:旧SW10000HG
ライン:よつあみ ウルトラダイニーマ #10
リーダー:よつあみ キャストマンアブソーバー50号 10m
フック:オーナー 官付泳がせ 26号


ギンバルベルト
ファイト時に高負荷をかけるので、安定感があるものを選択。



「ブレイド社製」(下)と「MCワ−クス TT BELT」(上)

特に「TT BELT」 は軽く、フレア部分は柔軟性のある素材の為、腰を落としてのファイトの際体の動きに追従、
ずれたり・食い込んだりせず、他にはないフィット感と安定感が得られた。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.mcworks.jp/radical/belt-tt.html


ランディングギャフ



柄の部分はリップル特製カ−ボンブランク。
50舛泙如横方法にこじるように上げても破損しないような強度設定。
ギャフのテカギの部分は、試行錯誤を繰り返した結果、
平田さんが手作りにて一発で仕上げた物。
軽い力でスコッ!と打ち込め、強い!




今回の実釣で必要と感じた点を簡単にまとめてみました。

OR710・・・ラインたたきあり、飛距離が伸びない。ガイド再設定。
BIG TUNA68 Japan Special・・・体重をかけてのリフトの際バットパワー不足、思ったようにリフトできなかった。
                 長時間ファイトも考慮し、サンプルまでに強化したブランクの製作。
SLFISH 5710 No2・・・操作性が悪い。ファイトの際曲がりすぎる。 ベリーからバットをさらに強化したブランクの製作。


その他のテストロッドについては、さらに実釣を重ねることにより、改良点が出てくると思う。


印刷用ページ このニュースを友達に送る

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。