釣行日誌最新ニュース
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
5 釣行日誌
5 釣行日誌 : 2016年7月 歓喜と挫折の海、喜志鹿崎。〜種子島北部の巨大GTに挑む〜
投稿者 : ripple 投稿日時: 2016-10-27 17:53:04 (446 ヒット)

RippleFisher と系列会社YAMAGA Blanks 合同でのロッドテスト釣行になります。
雑誌掲載の為ご案内が遅くなりました。


関連動画
https://www.youtube.com/watch?v=cwfYdUjMF28

Aquila85H ロッド詳細ページ
http://ripplefisher.com/main/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1865



2016年7月19日〜22日 種子島GT釣行
写真・文 舛田悟(YAMAGA Blanks)


■今季2度目の種子島へ

7月19日〜22日の4日間、私達ヤマガブランクスと兄弟ロッドメーカーであるリップルフィッシャーのスタッフは、5月の南種子釣行に続き、今季2回目の種子島へと向かった。今回、お世話になるのは私たちには馴染みの深い西之表港の豊生丸(岩元船長)で、狙いはGTキャスティングとジギングだ。メンバーはヤマガブランクスより甲斐・柿下・私、そしてリップルフィッシャーの前田氏の計4名。甲斐と柿下は今回がファーストGTチャレンジとなる。
今年、私達の住む九州では梅雨時期の雨量が例年に比べ非常に多かった上に7月上旬には台風1号が発生し、海に濁りが入っている状況が続いていた。事前の情報では種子島も同様、濁りが入り魚の反応は芳しくない状況とのことだったが、出発直前には梅雨明けが発表され、濁りは取れて真っ青した海が戻っているという船長からの情報が入った。ここ数日の晴天で海の状況も回復しているようで、大いなる期待を胸に種子島へ出発した。
釣行初日、まずは西之表港を出てすぐ南に広がるシャローエリアからスタート。この場所はサーフに根が点在する地形でブレイクの可能性は低いため、ドラグ設定はやや緩めの設定。潮流、水質ともに上々だが風が弱く波がない状況に、皆アピールが控えめなペンシル系からスタート。

数回流し直したところでチェリーアシンメトリー200(ハンマーヘッド)を水に絡めヌルヌルと泳がせているといきなり水飛沫が立ちルアーが消え白い泡だけが残った。2、3回のフッキングを入れファイトに入る。ロッドはBlueReef 711/8 StickBait、ラインはPE8号。ファーストランの突っ込みが激しく一瞬体勢を崩された。ミヨシへ移動し寄せてくると今度は左舷船下へ入っていく。船長に船を回してもらいリフトを行うとなんとか魚が浮き無事にネットイン。デッキへ上げてみると20Kg前後の小型のGTであったが初日の1本にとりあえずホッとした。小型だがこれほどロッドを絞り込むとは…。改めてGTの重量感と引きの強さを実感した。


■特別なフィールド「喜志鹿崎」
2日目は朝の下げ始めのタイミングで種子島の北端に位置する喜志鹿崎からスタート。ここ喜志鹿崎は九州本土と種子島の間を流れる大隅海峡に面し、浅瀬に潮流が激しくぶつかり合う難所であり、周辺は凪でもここだけは船も入れないような激しい波の立つような場所だ。加えて東シナ海と太平洋の海流が交差する場所でもあるため、ベイトも豊富で好漁場となっており、モンスタークラスのGTが多く潜むとも言われる。北限の魚は巨大になると言われることも証明するように、多くのアングラーに夢と挫折を味わあせてきた海だ。
私が前田氏についていき初めてGTフィッシングというものを体験したのが約3年前。その場所がここ喜志鹿崎だった。ウネリと潮波により船上で立っているのも躊躇している私を横に、前田氏はミヨシにて大型GTとの熾烈なファイトを繰り広げていた。経験豊富な前田氏でも翻弄され、なすすべ無くブレイクされる光景を見た私は、この海域と魚に対し恐怖心しか覚えなかたった。


あれから3年間、私も南種子島やトカラ海域を始め各地へ遠征を重ねさせてもらい、GTゲームがどういうものかをほんの少しではあるが経験として積む事が出来た。その経験が3年前の喜志鹿崎への恐怖心をほんの少しだけ期待感へと変化させてくれていた。
この日は曇り空だったが、澄みきった水質は海底の沈み根まで目視できる。まずは下げ始めのゆっくりとした潮流の中から流し始める。4〜5回流し直しただろうか。ミヨシの甲斐が操るしゃくれJr(ハンマーヘッド)に激しくバイト。高い位置にある操舵室から「出た―出た―っ」と船長の叫ぶ声。甲斐のロッドはポッパー向けのBlueReef 710/10 ChuggerにラインはPE8号。非常に硬いロッドだが、甲斐はロッドに体重をうまく預けリフトに入る。


「浅かなー、11m!!」と言う船長の声を甲斐へ伝える。後ろに回していたギンバルベルトを柿下が前向きに直してあげるとリフトにも力が入り、3分もかからないほどで魚が浮いた。左舷へ回し船長の構えるタモへ無事ネットイン。20Kg後半はある堂々としたファーストGTを見つめ、息があがりながらも満面の笑みを浮かべる甲斐。


20Kgオーバーのヒラマサを2本獲っている甲斐だが「きついです…。GT最後まで引きますね」と言うものの、危なげないファイトは実にお見事であった。


■時合の到来
それから1時間が経過。下げの潮が効き始め、渦ができたり、下から湧き上がる潮流によって鏡状になった箇所も出来はじめ、いかにもな雰囲気になってきた。私は操作ミスがないようチェリーボーイ240(ハンマーヘッド)をお辞儀させる程度に短いストロークでチョボチョボと引いていると突如、水飛沫が立った。
重みが乗るのを待ちフッキングを入れるとBlueReef 711/10 Dualが暴力的に絞り込まれる。潮流の重さなのか魚がデカイのか? リフトを行いながら頭の中で色々と想像が巡る。
最後まで抵抗し続けた魚はデッキに上げると30Kgクラスであった。あの引きから考えてもう少しデカイかと思ったが、喜志鹿崎GTの強さを痛感させられることとなった。



さあ次はまだヒットに持ち込めていない柿下の番だ。前田氏から「とにかく操作ミスだけはないように。ミヨシは確立高いから!」とアドバイスを送られ気合が入る柿下。すると答えはすぐに出た。丁寧に引いていたルグランタンゴ240(フィッシュトリッパーズヴィレッジ)に激しい水柱が立つ。慌てず落ち着いたフッキングも決まった。船長の「出た―出た―っ」の声とともにエンジンがかかりファイト開始。


潮流は2ノット後半。ロッドはBlueReefシリーズで最も柔らかい設計の711/8 StickBait。ファーストランでけたたましいドラグ音を響かせる魚に対し、不安定なミヨシの上で隙を見ては糸を巻きとる柿下。2分ほどやり取りしたところで再度鋭い突っ込みを見せる魚に、柿下のロッドが下を向き始めた。前田氏が横につき、休憩する体勢の取り方やリフトするタイミングのアドバイスを送るが、既に巻き取る体力は残っていない。今はロッドに負荷を掛け続け耐えるのみだ。
緊張の膠着状態がしばらく続いた後、少し魚が浮き始めた。ここぞとばかりに残り僅かな体力を振り絞り、ゆっくりとリフトを開始するとようやく魚が浮いた。無事ネットインしたGTは30Kg中盤ほどの素晴らしい魚体であった。一時の膠着状態から盛り返した柿下のファイトは素晴らしかった。



(苦しみながらキャッチしたGTに笑顔がこぼれる柿下。次回までにはリフト練習と身体を鍛え直します!!と意気込んでいた。)


その後は潮流が早くなりすぎたため一旦喜志鹿崎を離れ、潮が緩む干潮間際に再び戻ってきた。「潮が緩んだ時がふとかつの出るもんなー」という船長の言葉に緊張しながらキャストを再開する。するとトモで投げていた私のチェリーアシンメトリー240(ハンマーヘッド)にダバーンと再び激しくバイトがあった。
PE8号を入れたプロトロッドが気持よく絞り込まれる。潮上に走る魚が良型を予想させる。揺れの少ないトモはミヨシに比べファイトがしやすい。3分ほどファイトしようやく浮いてきた魚体は40Kgはあると思われる、私にとってもこれまでで最大の魚であった。この場所でこのサイズが獲れたことに満足感で一杯だった。その後は雨と雷に見舞われ、夕方早めの納竿となった。





■大型GTとの遭遇
昨日の曇り空から一転し、夏の晴天が広がった3日目。この日も朝の満潮からの下げ始めのタイミングで喜志鹿崎へと入る。下げの潮が効き始めた8時半頃、幸先良く甲斐の操るルグランタンゴ240に激しく水飛沫が上がった。1回目は乗らず、追い食いをしてきた2回目に見事フッキング。ドラグ音と共にプロトロッドが絞りこまれた。
今釣行2匹目とのファイトとなる甲斐は、1匹目よりも明らかに落ち着きを増していた。激しい突っ込みにはロッドを寝かせて走らせ、隙があれば腰を落としリフトを行う。今回が初めてのGT釣行とは思えないほど見ていて安心感があった。無事にネットインした魚体は30kgクラスの素晴らしいGTだった。


その後はいよいよ前田氏がミヨシに立つ。いつも私たち若手全員が魚を釣るまでミヨシを譲ってくれる前田氏。ここは何とか1本上げてほしいと皆が願った。潮流が3ノット以上流れていた正午過ぎ、その時がきた。「出た出たーっ」という船長の声で前田氏を見るが、まだフッキングしていない。ルアーに目を移して数秒後、GTが半身を水面に乗り出し再度ルアーにアタックしてきた。時が止まったように息を飲んで見守ると、ラインがピンと引っ張られた。十分な間合いを置きフッキングをかませる前田氏。よしっ、乗った。ロッドは開発中の大型ヒラマサ用Aquila85HH。GT相手にはマイルドな設計だがテストには十分すぎる相手だ。重量感のある突っ込みにドラグをさらに締め応戦。ロッドは限界近くまで絞られた。


私たちも前田氏のファイトを食い入るように見つめる。無駄のないファイトは勝負が早かった。水面に浮いたGTは予想以上の大型だ。2人がかりでデッキに上げる。威圧感さえ感じる堂々とした魚体は50KgクラスのGTであった。
「いやー良かったなー」と言う船長と、3年前のリベンジを果たした前田氏の安堵の表情が忘れられない。




そして3日目は終了し、最終日である4日目はジギングを行い、私たちは帰路についた。


今回、改めて喜志鹿崎というフィールドの高いポテンシャルを感じさせられた釣行となった。最も速いときは4ノットにもなる潮流が10m程度の浅瀬を駆ける。ウネリが入れば近寄ることさえできない三角波となり人を萎縮させる。
そんな海底の根に大型のGTが潜んでいるわけだから、生半可なゲームではない。相応のタックルと相応の身体、そして心の準備も必要である。それでも船長が「他の場所の1.5倍は引く」という喜志鹿崎GTの引きに魅力を感じずにはいられない。さらには60Kgクラスもいるというから、いつまでも夢を持って挑み続けられるフィールドなのだ。





Tackle
前田氏
GT
Tackle
Rod : RippleFisher Aquila85HH TEST No1
Reel : STELLA SW14000HG
Line : YGK FULL DRUG #8
Leader : Prosele Nanodax Casting Shockleader #32 130lb + ZAIRON KNOT #30(ザイロンノット)
Lure : trippers LeGrandTango
HAMMERHEAD Cherry ASY240 200 CherryPai240
ExtremeLure DEKAGERO OSUGI
Fook : DEKOY SaltWaterBIG 6/0 7/0 GTSpecial8/0


Rod : RippleFisher F-STICK GT77Flex TEST No1
Reel : STELLA SW18000H
Line : YGK FULL DRUG #10
Leader : Prosele Nanodax Casting Shockleader #41 170lb  + ZAIRON KNOT #30(ザイロンノット)
Lure : HAMMERHEAD Shakure
ExtremeLure GIGAGERO OSUGI
Fook : DEKOY SaltWaterBIG 6/0 7/0 GTSpecial8/0


カンパチ
Rod : RippleFisher SELFISH613 Nano BAIT Model
Reel : OCEA JIGGER 2000NR-HG
Line : YGK FULL DRUG #3
Leader : YGK GALIS ULTRA Absober infini #14
Lure : Mg-CRAFT Skill Jig 280g / FCLLABO SL340g 450g MSL540g  

その他

高負荷でのファイトを支えるファイティングベルトはしっかり安定するタイプがお勧め。
MCワークス TTベルト + SANSUI PELAGIQUE スーパーウレタンバックセーバーベルトSW

偏向サングラス
螢灰鵐戰奪ス社のPolaWing SPX より明るくクリアーな視界。
レンズに使われているフィルムは高性能が要求される液晶ディスプレイ用偏光フィルムの技術をベースとして国内自社開発。

シューズ
不安定なデッキ上でも抜群のグリップ力を実現
FIVETEN ファイブテン 510 アプローチシューズ アッセント(アースフィールドフィッシング)






今回お世話になった豊生丸 岩元船長。GTキャスティングのみならずジギングやアオリイカのティップランなど様々なゲームを楽しませてくれる。



喜志鹿崎のポイントへ入る豊生丸。遠目に見える潮波が皆の顔に一気に緊張を走らせる。



船下に走るGTを船長の操船で交わす。特にGTゲームは、魚を根から離すために引っ張ったり、魚が走るほうへ追っかけたりと状況に合わせた船長の操船がアングラーを助けてくれることが多い。



バイト時やフッキング時はもちろん緊張するが、精一杯ファイとした魚が姿を表す取り込み時も緊張する一幕だ。



今釣行は幸か不幸か、4日間ともほぼ晴天の上に微風という天気で、かなりの暑さに見舞われた。タイミングを見ては各自休憩を取りながら、キャストを繰り返した。



最終日のジギングにて前田氏が釣った12Kgのカンパチ。


印刷用ページ このニュースを友達に送る

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。